日本人って、すごく面白い。スマホのiPhoneは持っているのに、WindowsOSのパソコンを持っている。
僕も数年前からMacユーザになったため知らなかったが、Apple製品同士の独自のネットワークが存在することによるメリットが存在する。
iCloudを介した「メモ」アプリの連携や、Airdrop。もっといろいろな機能があるかもしれないから、アンテナは常にビンビンに貼っておく必要がある。
さて、本題。
どう考えても、カネがかかる。費用として硬い口の財布から出ていってしまう勘定項目は存在する。僕の中ではそれを固定費と考える。固定費はガンガン削っていったほうが経済的なことは、もちろん言うまでもない。
▼ 固定費をガンガン削れ – カネを生むための、貧乏人に捧げる心得
だが、不確定要素の強い将来的な負債に対してはどう対処すべきか。僕は、リスクを取って最低限の費用に抑えることにしている。
ちょっと難しいかもしれないから、例を出そう。
僕はiPhoneを使っているが、AppleCareのプログラムに加入していない。理由は、試算した結果、AppleCareが高いと判断したからだ。
お恥ずかしい話、僕は異常なまでに手許がゆるゆるだ。ゆえにかなりの頻度でスマホを落とす。そして画面を、まるで大理石かのようにデザインする癖がある(バリバリな感じ)。
この問題を精神論で解決しようとすると、
落とさないように頑張る。
である。ちょっと待ってくれ。僕がスマホを落とさなくなる日はいつなのだろうか。果たしてそんな目標設定は、する必要なあるのだろうか。
否。考えたり、努めるだけ時間の無駄である。ヒューマンエラーは基本的に起こることが前提とし、いかにしてインシデントが起こる確率を減らすかを考えることが建設的だ。
よって、
Q. 画面を割らないようにするには、どうしたらよいか?
ではなく
Q. 画面が割れる費用を最小化するには、どうしたらよいか?
を考えたいと思う。
割れることが前提であれば、画面の代わりに割れてくれるものを充てる方法もその一つであろう。そう。ガラスフィルムである。
さて、実際の僕の生活に即して費用を計算してみようと思う。
例題を用いて解説しよう。
問: あるところに、iPhoneXを1年に3回落とす男居りけり。
2年間の此奴のiPhoneX落下によるリスクを洗い出せ。
条件1: iPhoneを落とすと必ずバリバリに画面が割れることとする。
条件2: AppleCareは加入すると最大2回まで利用でき、
22,800円掛かるとする。
条件3: ガラスフィルムを貼ればガラスフィルムは割れるが、
画面は割れないこととし、費用は1,000円とする。
こんなアホ誰やねん。それは置いておいて、現実的な費用の計算。
まず、パターンを書き出してみる。
AppleCareの公式サイトを見て試算。
画面割回数 | 修理費 |
---|---|
1年・1回目 | 3,400 円 |
1年・2回目 | 3,400 円 |
1年・3回目 | 31,800 円 |
2年・1回目 | 31,800 円 |
2年・2回目 | 31,800 円 |
2年・3回目 | 31,800 円 |
合計 | 134,000円 |
これに加えて、AppleCareのランニングコストがかかる。
以上の計算結果だ。僕の経験上、ガラスフィルムをつけていて画面が割れたことはないし、iPhoneケースをつけていればよっぽどのことがない限り本体に傷が付かない。
しかし費用こそは安くなるが、現実問題ガラスフィルムが万能とは僕は絶対に言えない。
画面がバリバリに割れ、ストレスが溜まるリスクを下げるための費用を考えたときに、AppleCareをフル活用することは貧乏人の僕にとって最良の選択ではなかっただけだ。今はオプションとして、非正規・6000円程度で画面のバリバリを直してくれる業者も台頭している。
また、ガラスフィルムもメルカリで300円で売っている。
様々な選択肢が選べるこの幸せいっぱいな21世紀で、小さなリスクをチマチマ計算していくことは、詐欺られないためにも必要な術だと思う。