携帯代。通信費であります。僕は今まで日本3大キャリアの一角にカネを貢いできた。
学生時代に、解約シーズンになった瞬間に一番安くて、一番カッコイイ携帯を手にするための戦略を練った日が懐かしい。
オプションや割引をがっつり使ったとて、月々6,000円程度は抜かれていたわけである。あたかも、それ以下の値段に訴求できないかのように。
実際、LINEモバイルに変える前は9,000円近く支払っていた。機種代込だったとしても悔しいの極みである。
しかし、総務省の介入でこの問題にメスが刺された。この3大キャリアによる独占時代を、打開するために現れたのがMVNOである。
ぶっちゃけ、格安SIMにすればもっと安くなることは自明だった。解約フェーズの時を待ち、満を持して格安SIMに変えたわけだ。
LINEモバイルに乗り換えて1ヶ月ほど経った感想と考察を語ろうと思う。
まず、格安SIMにまつわるお勉強から。
SIMカードはSubscriber Identity Module
カードの略で、サービス利用者を特定するためのカードだ。
このカードがスマートフォンに組み込まれて初めて、契約したプロバイダの通話サービスやモバイル回線を利用することができる。
これは、ガラケーの時代にも同様にあった仕組み。
格安SIMといえば、MVNOというアルファベットの羅列をよく見るはずだ。MVNOとは、Mobile Virtual Network Operatorの英単語の頭文字を取った言葉である。
日本語名は仮想移動体通信事業者
と書く。
漢字だけでは、全く理解が進まない。要は、キャリアの太い回線を借りて、携帯電話の通信サービスを展開する事業者を指す。
ここで言うキャリアとは、docomoやSoftBankだ。MVNOはLINEモバイルやUQモバイルをはじめとする、格安SIMのサービスを展開する事業者だ。
お勉強はこんなところにしておいて、なぜこんなに格安SIMが格安でいられるのかを考えよう。
理由は諸々あると思うが、僕は以下の2つだと考える。
大手キャリアは日本中に基地局をもつ。基地局は鉄塔をイメージしてもらえばいい。街の外れや、山の中に立っているアレだ。
もちろん山の中でも使えるように、奥まった地域にも所持しているのだ。
昔話をすると、山の麓の高校ではSoftbankの携帯が使えなかったらしい。
お察しの通り、Softbankがその山の基地局を保持していなかったからだ。
そして此の基地局を建てて、維持することにはものすごくコストが掛かることは言うまでもない。
この業界には圧倒的な序列がある。
NTTdocomoが最上位。次にSoftbankかauである。それは、携帯代の割引率を見ればわかる。
ドコモは基本的に割引などしない強気な料金プランだ。
理由は、そんなことをしなくてもお客さんを抱え込めているからでありますな。
逆にSoftbankやauはドコモのパイを奪おうと値段で勝負しているが、一番始めに市場を切り開いたドコモへの信頼は厚い。
携帯を機種変更することはもちろんのこと、乗り換えなどとても面倒だ。
だからこそdocomo帝国は強いのだ。
それは、自分で基地局などの設備を持たなくていいからだ。必要な回線の利用料金を払って回線を借りる。その中でビジネスをするとてもシンプルなプランだ。
加えて、事業者の自主サービスとの連携を行うため、結果的に安くなることが大半だ。
ぶっちゃけ一言で申し上げると、画面描画が遅いときはある。
ネットで語られているような、お昼時とか帰宅ラッシュ時は、下りの速度が遅いときが稀にある。
だがそれは永遠に遅いわけではないし、Wifi環境下であれば遅くなることはまず考えにくい。
一番嬉しいのは、月ごとにプランを変えられることだ。1日あたりの利用通信量も確認することができるため、事前に自分にあったプランをシュミレーションすることができるのだ。
LINEモバイルに変えた結論としては、最高。料金プランもシンプルだし、パフォーマンスも悪くない。個人的には、キャリアより満足している。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.