先日、Appleの新製品発表会にて新たなiPhoneがお披露目された。
毎年、この日を心待ちにしている人は沢山いる。
Appleファンも、そうじゃないアンチも、楽しみにしているのではないだろうか。
そして僕はもう一度思うわけである。
「またか」。と。
今回の新しいiPhoneは去年と何が変わったのだろうか。
また今年も、僕はiPhoneを買い換えることは無いだろう。
僕が今このタイミングで、iPhone7から乗り換えない理由を語る。
iPhone7と、それ以前の機種で大きく違う点はここ。
スマートフォンを媒介にして支払いができる点だ。
日本製のiPhone7から、FeliCaという非接触型決済をするためのチップが搭載されるようになった。
このイノベーションにより、僕たちの私生活が大きく変わった。
コンビニに買い物に行く程度であれば、財布を持たなくてもいい選択肢を持つことができた。
POSレジに備え付けられている、ICカードリーダーにスマートフォンを読み込ませるだけで決済ができるのだ。
また、電車の定期乗車券をICカード持ち歩く必要もなくなった。
スマートフォンを改札に翳すだけで入場・出場の処理ができる。
更に最近では、新幹線の改札ですらスマートフォンがあれば入場と出場ができてしまう。
この便利さは、革命的でありiPhone7以前の機種とは比べ物にならない特徴である。
Appleの公式サイトを訪れると一目瞭然なのだが、iPhoneは高級品である。
iPhoneで最も安く求めることができるものが、iPhone7で50,000円だ。
決して安い買い物ではない。
貧乏人がiPhoneを買い換えるためには、値段に合うだけの価値が必要だった。
僕のiPhone利用履歴は以下の通り。
iPhone 4s (2012年)
↓①
iPhone 5s (2014年)
↓②
iPhone SE (2016年)
↓③
iPhone 7(今ここ)
↓④
iPhone X系(これから)
今までのアップデートによって、ユーザである僕自身のスマートフォン体験もアップデートを行ってきた。
大きな変更点を切り取ると、
となる。
もし僕が④を実施し、大きな変更点を享受するとすれば顔認証と全画面であろう。
ただ僕がこの変更点を享受したとしても、経済的に豊かにはなりえないのである。
顔認証は、内側のカメラに自身の顔を投影する事により、iPhoneのロックを解除する機能である。
実際に使ってみると、iPhoneを支える手が自由であることがストレスフリーな顔認証の必要条件となる事がわかる。
例えば、顔認証でApple PayのIDを利用して買い物をする。
この時、ICチップリーダーは平らな場所に置かれていて、自由が効かない。
つまり、iPhoneを固定させて自分の顔を動かす必要がある。
僕はこのアクションに少なからずストレスを感じた。
対して、指紋認証はホームボタンに指を軽く添えるだけなのでストレスはない。
これは実際に使ってみないとわからない点である。
iPhone X系他のシリーズと比べて値が張りすぎる。
スマートフォンの中古市場を長らくウォッチしているが、iPhone Xのブランド力は衰えを見えせない。
まだ世の中に解き放たれてから1年も経っていないし、市場に出回っている数も少ないからだろう。
2018年9月18日現在で、ざっとみた感じだと、平均で70,000 ~ 80,000円で稀に60,000円の目玉商品が出てくるといったところ。
対してiPhone 7はSIMフリー化していないキャリアSIMの状態で20,000円代から求めることができそうだ。
この価格差に対して、何を求めるのかが肝となってくる。
僕の場合は感情的な利便性の向上ではなく、時間や手間などの具体的な利便性向上を求めている。
よって、今のiPhone X系に大金は掛けられないという結論に至った。
僕のように貧乏人でカネに厳しくケチケチする人ばかりではなく、世の中にはいち早く体験を買う人も居る。
最新の体験にカネを払うことはむしろいいことだし、僕も応援したい。
ただ、その経験にどんな見返りを求めるのかは人によるのだ。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.