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# PayPayが狼煙を上げてQRコード決済市場に激震が走る。さあ、幕は開かれた!

以前からキャッシュレス推しの僕としては嬉しいニュースが入った。

そんな実質政府主導の機運の中、LINE Payの後塵を拝す形でSoftBank・Yahoo率いる「PayPay」が漸く重い腰を上げた。

2019年の消費税増税に伴う2%還元施策が噂される中、その還元を受け取ることができるのは電子決済のみ。

つまり、現金ユーザーはその還元を受け取ることが出来ないと囁かれている。

この1年で勝ち取った牌の数で、キャッシュレス時代の覇権を握るかどうかが決まるわけである。

旗振りは果たして誰なのか。

そして、どのように僕たちはこの時代を生きていくべきなのだろうか。

LINE Payと今一度現状を確認した上で、キャッシュレス社会の賢い生き方を考える。

クレジットカード系

iDやQUICPay、ちょっと系統は異なるがSuicaなどの交通系のカードも同類とする。

このクレジットカード系統の強みとしては、使える店舗数が圧倒的に多いことである。

チェーン店では基本的に使うことができるし、ネットショッピングから各種税金などの支払も可能な場面が多い。

更に、クレジットカードをGoogle PayApple Payに登録することで、iDやQUICPayなどを通じて支払うことができる。

今までどおりクレジットカードで生計を管理していた人は今までどおり、明細を見ながら支出のコントロールをすることができるのだ。

そしてこのiDやQUICPay、Suicaなどをスマートフォンで活用するときの手間は、どんな決済手段よりも早いというストレスレスな仕様になっている。

支払いにイライラしたくない人にとっては、安心・安全・どこでも使えるというブランドは間違いなくあるだろう。

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PayPay

PayPayの強みは2つ。

圧倒的な還元率と、利用可能店舗の多さである。

還元率に関しては、驚異の20%還元である。

条件としては、一ヶ月あたり一人50,000円まで還元されることになる。

つまり、一ヶ月25万円までであれば5万円還元されるというのだ。

これはやばすぎる。

どれくらいヤバイかというと、社会人生活を送っていてありとあらゆる出費をクレジットカードで支払うとし、1ヶ月当たり10万の支出があると仮定すると還元されるはおおよそ1,000円程度。

これがすべてPayPayで支払えるとすると、2万円還元されるのである。

同じ消費行動をしているだけなのに20倍の差は半端ない。

特にPayPayに関しては家電量販店で使うことができるため、一ヶ月20万円超えの買い物など余裕でできそうであるということ。

来年増税することを鑑みると、絶対にこのキャンペーン期間中に買い替えたほうが得だと言えるだろう。

PayPayは、スマホひとつでカンタン・おトクにお支払いができるアプリです。最短1分で登録完了!
PayPay-QRコード・バーコードで支払うスマホアプリ - PayPay株式会社

LINE Pay

PayPay程の還元率はないにしても、LINE Payの還元率はまずまずである。

僕は現在LINE Payを利用しているが、還元率は3% ~ 4%程度である。

利用可能な加盟店もかなり多いと言えるだろう。

簡単で安全な決済のための新しいデジタルウォレット
LINE Pay - LINE

LINE Payの強みとしては、中国のWe Chatのように日本人の馴染みのあるメッセージアプリと連動して使うことができる点にある。

スマートフォンを持っていて、LINEのアプリを持っていない日本人はまず居ないと考えたほうがいいレベルの普及率である。

となると、この戦国時代の覇権を握ることができれば、メッセージと決済の二軸を確立できるため、かなりの強みを確立することができる。

またAndroid限定ではあるが、QUICPayでLINE Payの支払いが可能になるとのことで、QRコード決済の手間の壁を乗り越えることができそうな点は見逃せない。

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【LINE Pay】Android™対応端末で「QUICPay™」対応開始 | LINE Corporation | ニュース - LINE Corporation

ここに来て、PayPayのこの破格のキャンペーンにはかなり驚いた。

LINEや楽天 PayやORIGAMI Payなども黙っては居ないだろうから、今後の施策合戦は非常に楽しみである。

ただ消費者である僕たちにとってデメリットなのは、どのQRコード決済に依存するのかを決めなければいけないことだ。

クレジットカードでさえ、何枚も持つことは管理することが煩わしい。

これに拍車を掛けるようにQRコード決済も参入するとなると、収入と支出の調整が難しくなる。

まあ、MoneyFowardやMoneytreeなどのサービスを利用するほかなくなると思う。

僕個人としては早くこの戦いが終結し、メインで使うQRコード決済を一つに絞りたい。

今後も、各社の動向から目が話せない。

レダ