男なら、小中学生のときに打ち込んだゲームが有る。
このジンクスは大人なった今でも持っているし、会話に困ったらこの話題を出す。
そのタイトルの一つが、ロックマン・エグゼである。
僕の小中学生の青春のひとつであり、今のキャリアを選択したきっかけでもあるこのタイトルは思い入れが深い。
なんせ、一人で黙々とやり続けた思い出がある。
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インターネットにいる者たちとウイルス。
そして現実世界を生きる人々の三つ巴の間に起こる、様々なトラブルについて描かれている。
ロックマン・エグゼの世界観と、無印ロックマン・エグゼのストーリーについて語る。
ロックマン・エグゼシリーズは全部で6タイトルがリリースされている。
主人公の少年とその相棒ロックマンを始めとした小学生たちが、インターネットと現実世界で起こる様々なトラブルを解決していくストーリー構成となっている。
そしてそのトラブルは、案の定悪の組織()の団員が引き起こしたものである。
正義と悪の定義がハッキリしていて、悪をぶちのめすことが正しいという世界観である。
この世界にはネットナビと呼ばれる、ヒトの人格を模したプログラムが存在する。
今風の言葉で表現すると、自我を持った人工知能(AI)である。
例えば、AmazonやGoogleが提供しているAIアシスタントはある程度決められた言葉の返事を行う。
だがネットナビは限りなく人間に近い思考回路を搭載しているため、同じ質問でもシチュエーションが異なると返答が異なってくるのだ。
一言で言うと、アクションが入ったカードゲームである。
30枚のチップ(カード)で出来たデッキを構築する。
バトルをする際にランダムで5枚のチップが手札に入れられ、1ターン経つと使ったチップの枚数分だけ補充されるというものだ。
他には細かいルールはあるのだが、要はカードの組み合わせでパフォーマンス高め、敵を倒すスピードをタイムアタックするのである。
デッキを組む際には、数多の組み合わせがあり小中学生ながら頭を悩ませたものだ。
シリーズを通してこのバトルシステムは踏襲されているため、新作をプレイする際にも楽しむことが出来るだろう。
ロックマン・エグゼシリーズの礎を築き上げたタイトルである。
大きな事件については以下の通り。
大きく分けて7つの事件があるが、どれもこれからインターネットと現実世界が結ばれる事を考えると他人事とは言い切れない内容である。
無印ロックマン・エグゼの特に印象に残っている話は、ロックマンの正体が解明される最終章である。
結論から言うと、ロックマン・エグゼシリーズにおけるロックマンの正体は死に別れた兄である。
実は主人公は一卵性双生児で、双子の弟だったことがストーリーの終盤で発覚する。
双子として生まれた兄弟だが、兄が1歳の誕生日を迎える前に心臓病で命を落としてしまう。
その死に最も悲しむ父親は、その事実を簡単には受け入れなかった。
科学者である父は、まほうのぎじゅつを駆使し兄の遺伝子を司る人格プログラムを抜き取ってデータに収めることに成功した。
その結果、自らの肉体をもち自由闊達に現実世界を動くことはできないが、医師を持ってコンピュータないしインターネットの海をわたることができる新たな存在に生まれ変わることができたのである。
他のネットナビは、ある程度機会によって構築されたプログラムなのだが、ロックマンだけはガチの人間の性格をデータ化したものである。
小学5年生ながら、初めて兄の存在を知り、受け入れる主人公の姿には感慨深いものがある。
無印ロックマン・エグゼに関しては、1発で終わらせるつもりで作っていたんだろうなと思わせる節が多々あった。
まるで、かの有名なゲームタイトルであるファイナルファンタジーのように。
だからこそ、主人公の兄の存在を最後の最後に公表したのだろう。
この記事を書いている間にも懐かしさを感じたので、時間を作ってまたプレイしたいと思う。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.