初めに断っておくが、僕は未婚の独身である。
この記事の内容が独断と偏見に塗れていることは百も承知だ。
故に、実際に結婚生活を誰かと歩んだことはない。
通り一遍な感想である。
人生の先輩方の話の感想を語る。
結婚生活を送るということは、自分と血の繋がっていない誰かと生活することである。
田端信太郎に聞く家庭マネジメントの極意 家族は他人、コントロールしようとするのはメンヘラだ!ー田端信太郎に聞く家庭マ... - キッズライン |
田端信太郎氏曰く、結婚とは俳句を詠んだり詩を書いたりすることと同じくらい文化レベルの高いことであるとのこと。
だからこそ、お互いがお互いが普通ではないことをやっている自覚を持ち、自分が持つ「夫」や「妻」のペルソナを押し付けないことが大切だと説いている。
家族という血の繋がっている同族意識を捨てて、赤の他人として今一度俯瞰してみる。
自分が行っている行為、言葉遣いが適切かどうか洗い出せるはずだ。
その基軸を持った上で、共同生活をするために必要なことはどんなことだろうか。
僕は女性と同棲したことは無いが、6畳一間の空間で3人で生活を共にしたことがある。
感想はと言うと、酸いも甘いも引っ括めて面白かった。
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もちろん、僕の中で普通だと思っていることが彼らの中で当たり前じゃなかったことは少なくない。
それは女性と住むことになっても同じだろう。
カルチャーショックが起きることは当たり前である。
ただ、難しいことが1点ある。
良かれと思って相手に施していたことが、かえって逆効果になることもあるのだ。
今までの日本の価値観で考えると、育児中の女性にとって育児参加してくれる男性はとてもありがたく見えていたはずだ。
そしてその夫たちはイクメンと呼ばれて、世のママたちから求められた。
イクメン
イクメンの語は、この「イケメン」の肯定的な語感を踏襲し、「イケメン」の「イケ」を養育の「育」に置き換えた合成語である。
マスメディアの主婦向け情報番組などが、子育てに熱心な男性を現代的な父親像として定位する意図で用いたことから普及した。
そんな完璧なイクメンとして、オリエンタルラジオの中田敦彦氏は育児のために完璧なまでに尽力されたそうだ。
拘束時間の長いタレント業をシビアに制限し、在宅ワークが可能なように働き方をシフトしていき、それが達成できたとのこと。
並大抵のことではないこの所業を達成したのにも関わらず、中田夫人との間には軋轢が生まれた。
この事実はある意味衝撃であり、ある意味模範解答であった。
世間一般的にはイクメンが世の女性から求められているのにもかかわらず、この結果は驚駭である。
一方で、恋愛工学的に分析すると目新しいことではない。
女性の口から吐き出される理想の男性像を突き詰める過程で、女性にポジションを取られてしまうからだ。
どちらにせよ中田氏とった行動の中で素晴らしい点は、一度立ち止まり、包み隠さずい互いのストレスを吐きあったことであろう。
人生の先輩方の教訓としては、簡単に言うと結婚生活は、簡単じゃねえと要訳できる。
謎の自信に支配されて中出しなんてしちゃいけないし、自分に無理をして婚姻契約なんて結んではいけないという見方もある。
ただ、異なる視点をもつと、このような見方もできるのではなかろうか。
「困難があるから、思い通りにいかないからこそ楽しい」
頭がおかしいと思うかもしれないが、これは周知の事実でもある。
田端氏も、中田氏も、仕事だけでは絶対に降り掛かってこないような困難に立ち向かい、考え、乗り越えている。
彼らだけではない。
きっと僕を生み、育ててくれた両親も同じだろう。
あまりいい言葉ではないかもしれないが、人生の酸いも甘いもより深く楽しむために、結婚生活をすることはありなのかもしれない。
先日リリースされた中田氏の記事。
それに答えるように、中田夫人もコメント。
互いが互いに無理をしあっていた。なんて素敵じゃないか。
ばかみたいだけど、微笑ましい。
こういう事例を見ても、パートナー選びは難しいね。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.