月曜日。週の始まりを告げるように朝が来る。身支度を整えて仕事に行く。去年まで大学生だった人からすると、鬼キツい生活だろう。
自分の意志とは関係なく、決まった時間に通勤の道のりを歩まねばならぬ。それが社会人であり、勤め人のとしての務めだ。
学校と違って、社会人が最も頭を悩ませることの1つが自分がどう生きていくかであると思う。
会社にしがみつき、給料を頂いて生きていく人。親のスネを齧って生きていく人。はたまた、自分でリスクを取って事業を興す人。いろんな選択肢が広がっている。
今ではもっと、いろんな生き方が存在する。人に奢られて生きていく人や、日本の事業を海外でこなしながら、現地でYoutuberとして生きていく人。まるで人の数だけ生き方があるようだ。
そこで今回は、学校というレールを外れた人たちに対して、自分の人生をどう生きていくかを考える上で参考になる本や記事を紹介したい。
人生の勝算 – 前田裕二
「僕には人生の勝算があります。」
その自信に満ちた言葉を発するのは、あの某大物女優との関係を築いた前田裕二氏。この本の著書だ。早稲田大学卒業のIT社長。肩書は素晴らしいものではあるが、前田氏のここまでの人生は、逆境の壁が立ちはだかる茨の道のりだったという。
本の構成としては、前田裕二という一人の人間の人生を綴った書である。
幼い頃に両親を失った前田少年が悲しみに暮れ、生きていくために演者を初めて継続したことから、外資系証券会社に入社して海外で活躍したこと。そして、彼の会社SHOWROOMを立ち上げてサービスが動くまでのストーリーだ。
彼は今でこそ、勤め人の僕から見たらすごい人であるが、やっていることややってきたことは普通の人でもできることがたくさんあった。この本には某有名女優の落とし方みたいな方法論が書いてあるわけではないが、人が人を応援したくなるポイントはまとめられている。
社会人としての立ち振舞いに悩んでいる人や、自分の人生のコンパスが指す方角が決まっていない人にはぜひ読んでほしい一冊だ。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4344031369″ title=”人生の勝算 (NewsPicks Book)”]
ブランド人になれ – 田端信太郎
TwitterやFacebookではおなじみの田端信太郎氏。LineからZOZOの事業を持つ会社に転職しただけでニュースになるようなひと。間違いなく後世に語られる伝説のサラリーマンだ。
そんな彼が会社に属しながらも、個人として自分の価値を上げていく方法を大雑把にまとめられた本だ。
自己啓発系の本だから、見出しはでかいし、専門的なことはあまり載っていない。だが、勤め人ながら多くのカネを生み出し、Twitterばかりして楽しく生きている田端氏の生き方はすごく楽しそうである。
記事の構成としては、章ごとにトピックが箇条書きになっており非常に読みやすい。
僕は初めてこの本を読んだとき、社会人1年目の教科書を読みおえた時のことを思い出した。あの本も箇条書きのように見出しが並んでいて、その見出しについて詳しく書かれているものだった。そして、具体的な行動まで書かれており「こうすれば社会人としてやっていけるのか」というふわっとした指針ができた。
僕の経験上、あの本は今の時流に合っていないと思うし、この本のほうが面白く読み応えがあるため、おすすめしたい。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4344033175″ title=”ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)”]
新社会人に贈る言葉 – 藤沢数希
男が人生をかけて追いかけるもの。それは女とカネだと藤沢数希所長は仰った。社会人1年目の男と女の価値を、残酷にも冷静に分析している記事だ。
大きく分けて、女と男の客観的な価値について書かれている。
新社会人の男について
新社会人の男は全くモテなくなるということ。不良の先輩だらけの学校に入学し、コソッと青春を謳歌するようなものですね。
そうやってコソコソやっている傍ら、会社のお偉いさんは昼間から遊んでいるし、残業なんてせずに女と酒を飲んでいる。
社会に出たばかりの若造がモテなくなるさまを、生物学的な知見を用いて分析されている。
新社会人の女について
新社会人の女は、人生の花道を歩むかのような生活が待っているとのこと。本当に頭が回るような女なら、自分より圧倒的に価値が低い男を上手く使って、勤め人をしながら莫大な富を築くことさえ可能なのである。
だが、そんな英華をよろしく思わない人の存在を藤沢所長は警告している。それは、かつてその華々しい日々を送ることができたお局の方々だ。
そりゃ自分には無感情で接する同期が、若くてフレッシュな新入社員に優しくしていたら感情が起伏するのもおかしくはないだろう。こればかりは、知っておいて損はない情報なので一度目を通してほしい。
如何だったろうか。ざっくりではあるが初めて書評を書いてみた。その感想としては、ちょっと文字数が短いかなという点だ。次からは、本1冊で1記事を書き上げるようにしようか。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.