インターネットがもたらした世界は素晴らしい。
言語も、時間も全てを超えて人と人が繋がる可能性を僕たちに与えてくれた。
そしてそのポテンシャルの底深さは計り知れない。
そこにビジネスチャンスがあり、より人々が豊かに生活できるチャンスもあると思う。
だからこそ、ITのことを少しでも多くの人知ってほしいと個人的には思うわけである。
ITの中の人が思うことについて語る。
世の中には自身の技術力に価値を見いだし、人の困り事を解決して食べていくシステム屋がいる。
彼らはの仕事はシステムを構築することである。
誰でもここまでは理解できると思うが、「エンジニア」や「システム屋」は、ここからより細分化される。
大きくわけて3つ。
実際にシステムを使うユーザーの目線に立って、できるだけストレスの少ない、無駄がなくスマートなインターフェースをデザインする職種。
みんなが無料で使っているLINEやTwitterなどのインターフェースをデザインしている人達のことである。
例えば、スマートフォンのアプリ。
左上か右上に「三」みたいなメニューがあると思うのだが、右か左かどちらに配置するかを頭を抱えて考える職種である。
どちらの場所に位置させたほうが、ユーザにとって使いやすいインターフェースとなるのかを設計する仕事をしている。
クライアントやユーザから最もわかりづらい内側の処理を組上げる人たち。
プログラムを書いてデータの処理を指示させる。
厳密に言えば、フロントエンジニアとバックエンドエンジニアは異なる。
フロントエンジニアは、UI・UXデザイナーが設計したインターフェースや画面の下地を以下のプログラミング言語を用いて表現する仕事。
バックエンドエンジニアは、フロントから受け取った値をサーバーを通じてデータベースに保存したり、逆にデータベースから取得した値をWebページや画面に描画するようにプログラムを組む仕事である。
以下のプログラミング言語が有名である。
上記のプログラムを動かすためのサーバや、部外者からの侵入を遮断するためのプライベートなネットワークを構築する職種。
もちろん、サーバに特化したサーバエンジニアやネットワークを専門とするネットワークエンジニアと細分化出来る。
まず彼らが居ないと、僕たちが当たり前のように使っているWebページやアプリも動かない。
縁の下の力持ちとは、彼らのことを指していると僕は思っている。
橋の上を電車が走る時、僕たちが何も心配なく乗ることができているのは普通ではない。
少しでもミスをしたら多くの人が死んでしまうかも知れない。
一度作ってしまっては、なかなか改修することができない。
設計担当の方が多くの責任を背負って、緻密に計算しているからこそである。
Webサービスは人の命まで脅かさないが、例えばLINEやSlackなどのサービスが崩れると仕事にならない人も少なくない。
当たり前に使えているものこそ、当たり前に使えるようにカネと時間と技術が使われているのである。
皆が皆、ITの人たちと仕事をするわけではないが、一昔前に比べてともに仕事をすることが多くなっているように思える。
だからこそ、ともにビジネスをするパートナーになる人には、それぞれの専門と得意分野があることを知ってほしい。
受注する側は残念ながらUI・UXを最も重視する。
そして、バックエンドやインフラのセグメント費用をとにかく削ろうとする傾向がある。
何事も費用を削ろうとすることは悪いことではないが、充てるべき費用を削ることは良くないと思う。
例えば、システムを導入する。
これは、作って終わりではない。
もし想定外の動作やバグが確認できてしまった時、それを直すのは間違いなく作成者である。
となると、急ピッチで組み込んだり準備したようなサーバやプログラムであればあるほど、問題の所在の発見に時間がかかることが想定される。
この事実を受注側が知らないのであれば、最低限知っておいても損はないだろう。
これまで、システム屋の中の人の声をつらつらと書いてきた。
だが、本来僕たちエンジニアもそのような甘えた声はハッすべきではないし、日頃からお客様に滅私奉公をしている。
ただ、そのお客様のお金と自分たちの技術力を等価交換してご飯を食べている対等な立場であることを忘れてはいけない。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.