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# レンタルサーバーかAWS、どっちがいいの? その違いを語る

あなたは、僕のブログがどのようにして動いているか知っているだろうか?

ブログシステムを動かすためのプログラミング言語や、それに付随するライブラリがインストールされたサーバ上で動いている。

Webサイトを構築したり、WordPressを用いてブログを運営する際にはWebサーバーが必要になる。

今の御時世、自分で電気屋に赴いてパーツを買ってサーバーを組み上げなくとも、レンタルすることで各々の目的を果たすことができる。

レンタルサーバーがいいのか、VPSがいいのか、AWSがいいのか頭を悩ます人もいるだろう。

そもそも初心者からしたら、それぞれのサービスにどんな違いがあるのかを知るところから始まる。

僕の復習も兼ねて、今一度各サービスの特徴をまとめる。

レンタルサーバーについて

レンタルサーバーについて簡単に言うと、マンションの賃貸である。

サーバーと言う一棟のマンションの一室を間借りしている状態だ。

メリット

つまり、自分はマンションを管理することなく自分の部屋を利用することが出来る。

部屋の中を模様替えする程度の自由は与えられているが、限界はある。

Apacheやデータベースなどの各種ミドルウェアの脆弱性対応や、OSのアップデートなどの管理コストが全くかからない事が特徴である。

そして、たいていは月々の費用も安い。

故に、動作環境が保証されているWordPressやCMS(コンテンツマネジメントシステム)をそのまま持ってきて使うことが出来る。

これは初心者だけでなく、新たにローンチする新進気鋭のサービスの踏み台として使うことが想定される。

デメリット

ここまで聞いていると、楽で安くてメリットしかないと思われているかもしれないが、もちろん反面もある。

管理しなくていいということは、自分が管理できないという事だ。

例えば、自分のマンションのエントランスに宅配ボックスがあればいいと思いついたとする。

自分はマンションの管理者ではない以上、管理会社にその判断や資金の準備を委ねるしかない。

レンタルサーバも同様に、ミドルウェアの導入などは僕たち利用者の立場では難しい。

その理由はひとえに、多くの人が利用しているからである。

また、他の人のサービスが人気で、アクセス数が凄まじいことになっていると、その影響を自分が受けてしまう。

となりの部屋に住まう大学生が、ホームパーティをしていて、迷惑を被るかのようだ。

これも自分が管理者でない以上、トラフィックを分散させたり、スペックを上げるなどの対応ができない。

AWSについて

Amazon Web Serviceの略である。

そもそもお話だが、AWSはAmazonが提供するWeb Serviceの総称を言う。

謂わば、Webサービスのスーパーマーケットである。

メリット

使いたいサービスをポチポチ選んで使う事ができ、もちろんVPSのような仮想サーバを利用する事もできる(EC2)。

Windows OSのサーバがほしければそのインスタンスを。

Linuxを利用したければ、目的のOSを選ぶことで利用できる。

データベースの管理もコマンドラインから行わなくても、ポチポチ操作で簡単にできる。

レプリケーションや自動スケールアップなど、いざというときに必要な機能はあらかた揃っている。

画像や各種バックアップファイルなどの静的ファイルを格納するストレージサービスもある。

それこそ、僕たちが日頃から利用しているサービスもよく使われている。

便利で簡単、割と安全なところがポイントである。

デメリット

まずはコストの問題。

利用するサービスによるが、費用は安くない

メモリ1GBのLinuxサーバを1ヶ月利用すると、だいたい1000円前後になる。

Amazon EC2 インスタンスの 4 つの支払い方法について説明します。オンデマンド、リザーブドインスタンス、スポットインスタンスという 3 つの方法のほか、Dedicated Hosts に対して支払うこともできます。
料金 - Amazon EC2 (仮想サーバー) | AWS - Amazon Web Services, Inc.

しかし日本のVPSサービスとは異なり、手続きがめちゃくちゃめんどくさい。

料金計算もドル建てだから、いちいち計算することも大変である。

そしてなんと言っても学習コストの高さである。

ただでさえ、VPSを契約してサーバを立てることは難しい。

その上、サーバを取り巻く諸問題を解決するサービスを熟知した上で選定をすることは、ある意味専門性が必要な分野である。

AWSの資格もあるくらいだから、完全に素人向きではない。

AWS 認定を受ける理由について説明します。AWS 認定によって、同僚、雇用者、ビジネスパートナー、および顧客に対して、AWS を使用するスキルを証明できます。
AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS - Amazon Web Services, Inc.

しかし、インフラ系が好きで興味があるのであれば、これほどのめり込めるものはないと思う。


サーバといえど、今やいろいろな選択肢がある。

パソコン一つでポチポチ立てることができ、人手が全く要らない領域となった。

ただ、最低限の知識を持ち合わせている人が多いかと言えば別の話である。

初心者は間違いなく、レンタルサーバーで事が足りるだろう。

明日も更新するから、待っててちょ。

Adios.

レダ

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レダ