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女へのプレゼントをする時、貧乏人のほうがイイものを選べる理由

男も女も、誰かに祝福されることは嬉しいものだ。誕生日だったり、試験が合格したり、卒業したり。様々な場面でお祝いの行事が催される。

このお祝い事に際して、特に若い女は沢山の人からプレゼントを持ち寄られる。小さなチョコレートから、ブランド物のバッグまで人によって異なる。

最近でこそ、プレゼントのモノを紹介するキュレーションメディアなどが登場しているが、本当にプレゼント選びは難しい。自分にとって大切な人に贈るものであればあるほど、悩む時間も比例するだろう。

今回は、僕がなぜプレゼント選びが難しいと感じたのか、クリスマスの例になぞらえて語っていく。

フリーマーケットに広がる価値の低いプレゼントの残骸

毎年、12月25日以降のフリーマーケット市場にはあるものが大量に出品される。どう考えても、男が女に渡したであろう高級なジュエリーだ。

面白い現象だから毎年見ているが、その数は半端じゃない。需要が供給に負けて均衡価格が下落し、まさにバーゲンセールである。

ブランドに全く興味のない僕は、初めてその事実を耳にした時に覚えたブランド名も少なくない。加えて、プレゼント選びは奥が深くて難しいと改めて感じた。

なぜこんなことが起きるのかを考える。まずは原因から。

  1. ATM男の台頭
  2. 誇大化した広告

大きく分けてこの二つ。

1. ATM男の台頭

まずATM男の説明。

女に対してカネをかけることにあまり抵抗がなく、
結果的にカネをかけている男。
女の立場から見て、
頼んでもいないのにカネを引き出して,
プレゼントを買ってくれる忠実な男性像を指す。

ATM男がプレゼントを買うことに対して、乗り気か乗り気でないかは関係ない。結果的に高いプレゼントを買っていたらATM男なのである。

ブランド品は高い。ATM男にとっても、貧乏人の僕にとっても変わらない高級品である。人様に贈るくらいなら、自分で一生使うものを買いたいとさえ思ってしまう。自分が汗水垂らして、苦労して、やっとのことで頂いた給料を払ってプレゼントを買う。だが、ATM男はカネを出してしまうのだ。

某フリーマーケットアプリの定量調査を毎年楽しみにしているが、市場に出回る中古品の数は減少傾向の素振りを見せない。これは、恋愛市場においてある一定の割合でATM男が存在することを意味する。

2. 誇大化し過ぎた広告

クリスマスシーズンになると、作り上げられた偽りのクリスマスが始まる。テレビCMやラジオ、街頭広告など様々な広告媒体によって僕たちのクリスマスはつくられている。 あたかも、クリスマスにしかできないような演出をして(もちろんパッケージングはするのだが)、人々の購買意欲を掻き立てる。

そこで、クリスマスプレゼント選びに悩む人である。マーケターなら、もちろんこの層にアプローチしていくだろう。

ジュエリーを買って贈る男貰って喜ぶ女の笑顔

を描いて、その世界を想像させる。どうだろう。買う人は少なくないはずだ。そして、男は思い込む。女へのプレゼントはこれでいいぞ。と。

んなことをしてるようじゃ、女は心の底から喜びませんな。

相手が本当に欲しいものは、高級ジュエリーなのか

上記で述べたように、ATM男が台頭した。悲しいことに、彼らはカネで物事を解決するクセが染み付いている。そして、染みつきすぎている。社会人になったら今まで以上に扱うことができるカネの額が増え、カネを払って外注化する。

この外注化が悪いとはいっていない。要は使いどころを見極めないといけない。

ジュエリーを購入すること自体は悪くない。その辺の勤め人が、綺羅びやかなジュエリーなど作ることはできぬ。作ることができる人にカネを対価としてジュエリーを頂くことで何も問題ない。

だが、クレジットカードを切る前に一度考えてほしい。本当にそれは、彼女が欲しているものなのかということを。

僕は貧乏人だから、基本的に女に何かを買って渡すことはしない。なぜならば、僕に物を求めてくるような女は心が綺麗とは言えないし、僕はATMではない。

だがプレゼントはする。時と場と機会を意識してプレゼントするものは選ぶ。

TPOを意識した贈り物の例

水回りの仕事 → ハンドクリーム

  • 彼女が飲食店などの水物に関わる仕事をしているような子なら、1ランクだけ上のハンドクリームをプレゼントする。

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コーヒー好き → フィールターイン・コーヒーボトル

  • コーヒーが好きな子なら、スターバックスのドリップはプレゼントしないけれど、アイスにしても美味しく頂けるフィールターイン・コーヒーボトルをあげる。

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特別な人 → 薔薇と手紙

  • 特別な子には、突然呼び出して一輪の赤い薔薇手紙を渡すかもしれない。

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そう。大切なことは、相手が求めているものに対して少しだけ違うアプローチができることだ。これは、自分の頭で自分だからこそ送ることができるユニークさが大切だ。これさえあれば、価格は張らなくてもいい。

上記のどのプレゼントも、本当に喜んでくれた。

プレゼントを贈って僕たちが得たいものは何か。女が喜んで見せる笑顔じゃないのか。それは、いくらカネを積んでも買えない。僕たちは貧乏人だからこそ、カネを掛けずに女の笑顔を最大化するために、相手を観察して自分の頭で考える。これは、果たして難しいことなのだろうか。

レダ