結婚を控えているカップル。できちゃった婚をしちゃって、初めて同棲をする人。
そのような方たちは、今までの生活を一新した暮らしが待っていることに心を躍らせているかもしれない。
ただ、僕たちが想像するようなことは、楽しくていいイメージのものばかりである。
現実的に厳しいことも事前に受け入れた上で、同棲について向き合うことも一度考えてみては如何だろうか。
同じ屋根の下、男女が住まうということについて考える。
一人暮らしをしていた人からしたら最高ですな。家事にかかる工数がさほど変わらず、人が増えるのだ。つまり、家事を捌く人が増えて、家事を分担することが出来る。
家事の工数がさほど変わらない以上、家事にかかっていた時間が理論上減ることになる。
つまり、つまらん時間が減って自由な時間が増えるのである。
家計の形態にもよるが、基本的には節約できるはずである。
まず、家賃が半分だ。家計の1番大きな家賃が大きく削られる。
次に食費。2人が毎日夕食と朝食を食べるとすると、最も単価が低くなるスーパーの食品にアクセスすることができる。1人暮らしだと、量が多すぎて安くても変えなかったものが、買えるようになるのだ。
電気・ガス・水道・インターネット等の水道光熱費も割り勘で安くなる。
このように、同棲したほうが必要な費用を削ることができ、節約できる。
同じ空間に人がいる以上、言葉でのコミュニケーションを取ることが普通だ。故に、自分が集中してなにかに没頭したいときに邪魔が入るとすごくストレスがたまる。
エンジニアがなにかプロダクトを作ったりだとか、アーキテクチャを考えているときは特に誰にも邪魔されたくない。
仕事中でもそうだが、できればテキストメッセージでコミュニケーションをしたいと思っていることが本音だ。
自分以外の血の繋がっていない家族でもない人と共同生活をする。今まで生きてきた宗教的な概念や信条が、この同棲によって赤裸々になるわけだ。
そして必ず、意見のぶつかり合いが起きる。
価値観のずれはどうしようもないし、お互い譲れないものがあるだろう。
例えば、トイレのルール問題を例に見てみよう。
トイレでは絶対に座って用を足してほしい女性と、めんどくさいから立って用を足したい男性。
女性側の意見としては、まず座って用を足す以外に方法がない。
また、立って用を足されると、飛沫が床や便器に飛び散って掃除のコストが増えるため困るという。
対して男性側の意見としては、トイレに時間を使いたくないため、立って用を足したいという。
もし僕がこの問題に直面したとき、男だから男としての気持ちがすごくよく分かる。
ただこのケースにおいて、自分がもしトイレ掃除をしたことがないのであれば、するべきだと思う。
例えば1週間の間、立って用を足し続け、1週間後にトイレ掃除を男がするとしよう。そして、次の1週間は座って用を足す。
これは、どの用の足し方のほうが掃除が楽なのかを身をもって体験する事ができる。
答えは言わずもがな後者だ。ランダムに飛び散った汚れは,
ただでさえ掃除しづらいことに加え、それが床にも広がっているのだから、掃除が本当にしんどい。
この体験をする前としたあとに、考えてみて欲しい。
はわからないが、この経験をするかしないかでは、男の意見も変わってくるかもしれない。
同棲をうまくやるためには、お互いが納得行くような２人のルールを決めていくべきだと僕は思う。
俺様キングダムのように、ジャイアニズムを振り翳し、
「オレのモノはオレのもの」「オマエのモノもオレのモノ」
スタイルが罷り通るような間柄だったら問題ないかもしれないが、なかなかそうは行かない。
必ず価値観が異なる部分がぶつかって、時には争うになるかもしれない。此処で、話し合ってお互いの妥協点を探り合うことが現実的であり、次のステージへの試練となるだろう。
男女の同棲について生々しく書いた。どうしても家のことになると、男も女もこだわりはものすごく強い。
だからこそ、もし仮に結婚まで考えているのであれば、ちゃんとぶつかるべきだろうと考える。
同じ屋根の下で、共に生活するのだから、ちょっとした同棲ができないようなら長い結婚生活が長続きするとは到底思えない。
同棲する人、している人はこれからも頑張ってほしい。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.