蜩(ひぐらし)が鳴き、今年の夏も終わりを告げようとしている。
納涼祭として盆踊りに参加される人も多いことだろう。
こんなクソ暑い中、動きづらくて、通気性がいいとは言いきれない浴衣を着て、お淑やかに踊る演者には頭が上がらない。
熱中症や呼吸困難と隣合わせの中、彼らは自身の「やりたいこと」を全うしている。
踊り子や観客、そしてひと夏の出会いを探しているの方々は、くれぐれも体調に気を配って頂きたい。
そこまでしても、盆踊りや夏祭りなどの夏のイベントには夢があり、楽しさで溢れている。
そして盆踊りも、古来から伝わる日本の伝統的な文化である。
盆踊りについてのお勉強と、かつて経験した盆踊り出会い方の立ち回りについて、考えていきたい。
盆踊りとは
盆踊りの歴史は古く、起源は諸説あるほどだ。
盆踊りは、日本独自に発達した踊りを伴った念仏の一つである。
「念仏踊り」と呼ばれ、踊りに重きを置き、民間習俗に習合したものだそうだ。
対して、「踊り念仏」は「念仏」に力点が置かれたもので、空也や一遍などの僧侶の踊りを伴う念仏を指す。
どちらにせよ、鎮魂という死者を供養するという目的ではるか昔から行われていた行事であることは確かだ。
現代ではどちらかと言うと「念仏踊り」の意味合いが強く、念仏の気持ちよりも圧倒的に「踊り」に意識が集中している人が多いのではないだろうか。
時代と共に、文化が変わり遊びに変容した例は、タイの水掛け祭りも例に挙げられるだろう。
こちらは盛り上がりすぎて、国境を超えたグローバルカルチャーの一つである。非常に楽しい経験ができた。
盆踊りで出会うために
服装について
夏祭りということで、雰囲気に乗っかるために、浴衣や甚平を着ようか頭を悩ます人もいるかもしれない。
だが、ナンパにおいて最も大切なことの一つとして、機動性が挙げられる。
男の浴衣や甚平を着た容姿が刺さる女性は少なからず居るだろう。
だがここは、浴衣を着た美しい女性を見かけたらすぐに声をかけられるように、動きやすくて疲れにくい服装が望ましい。
着物は短パンと比べて、長いし暑い。
下駄だとサンダルやスニーカーよりも機動力に劣る。
いつもどおり着慣れている、シンプルな服装で挑むといいだろう。
立ち回りについて
大きく分けて、盆踊りの会場と屋台などが並ぶ出店の通りがある。
盆踊り会場では、踊り子の舞を楽しむ女性で賑わっている。一緒に楽しんで和んだ後に、屋台へ連れ出す導線が最も自然だ。
短時間で、多くの女性と出会いたいのなら出店の通りを選んだほうが良いだろう。食べ物に夢中な女性たちが立ち止まっていて声がかけやすい。
しかし、交通規制が激しいレベルの盆踊り会場だと観客による一方通行の人の流れができる事がある。
この流れに混じって声を掛ける方法もなくはないが、この流れに巻き込まれてしまうと、なかなか抜け出すことができないため、ある程度の覚悟が必要だ。
声掛けについて
納涼の盆踊りとはいえ、夏場だ。
そして、会場が熱気に包まれることが予想される。
きっと喉が冷たいものを欲する気持ちが湧いてくるはずだ。
その気持に正直に、きんきんに冷えたビールや缶チューハイを片手に出会いを求める事をおすすめしたい。
よかったら乾杯しましょう!
此処でロマンチックな出会いを求めている女性は、必ずいる。
だからこそ、僕たち男が小さな勇気を振り絞れば、女の子と話すことはたやすい。
この一言で、雰囲気良く女の子と会話が始まることは間違いないだろう。
浴衣姿の女の子との会話について
此処で大切なことは、見た目については絶対に褒めないこと。理由は簡単。
僕たちのようなロマンチックな出会いを求めている男はたくさんいて、彼らがまずはじめに声を掛けるであろうセリフがこの類だからだ。
眼の前に居る浴衣を着ている女性が、大和撫子で美しいことは当たり前でわざわざ口に出す必要はないのだ。
むしろ、こんなに暑いのに着てお祭りに来てくれた事に関して、心の中で感謝しよう。
出店の美味しかった食べ物の話や、仲良くなれば少しだけ彼女の恋愛の話を聞いてあげても良いかも知れない。
夏はひと夏のアバンチュールという言葉があるくらいワクワクする季節だ。
女の子とロマンチックに出会おうとする勇敢なその姿に、ご先祖様も微笑んでくれるかも知れない。
勇気を振り絞って、美しい女性と出会えるかどうか、男の度量が試されている。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.