今年は特に、ナンパ塾系の叩きが後を絶たない。
事件として取り上げられる表面の並べられた言葉だけをなぞれば、ナンパ師が悪いようにも思える。
実際僕も、ナンパ師が8割悪いと思ってる。
だが、その目の前にある情報が正しいかどうかは別である。
ここでも、自分が持つ知識と経験によって紡ぎ出されたリテラシーが試される場だと思う。
このナンパ叩きの機会をお借りして、男を取り巻く酒と女について考える。
ナンパ系コンテンツ。
女に困ってる男が、お金と時間のリソースを削って女を獲得するための技術を学ぶ世界。
女の子と寝ることという目的が明確で、やり方は星の数ほどある。
自らの成功体験を一般化し、世間一般的な女に困っている男にその技術を伝授するビジネス。
この、一般化に落とし込むことがすごく大変で、工夫が必要なのである。
だからこそ、ビジネスとしてのチャンスはあると思う。
ただ、流派はその門戸によって様々だ。
僕は恋愛工学を専攻している。
その学び舎の教えに沿った文脈を切り取り、それが正だと信じて実際に行動する。
たまたま選んだ門戸が、僕にとって恋愛工学であっただけで、他のナンパ商材だったら今頃どうなっていたかはわからない。
「何を学ぶか」も大切だけど「どこで学ぶか」も大切だと、断腸の思いでこの事件の顛末を知った次第である。
個人的な意見として、酒と女の関係は切っては切れないと考えている。
理由は、女の建前として男に抱かれるためには何かしらの理由が必要だからだ。
必ずしもその言い訳が、酒じゃないといけないわけではない。
ただ、アポの中で一緒に食事を取るのであれば、お酒を飲むことが自然な流れだと思う。
故に、僕はアポの際にお酒を眼の前の女と嗜むことには賛成だ。
しかし、酩酊するくらいに酒を注ぎ込むことには反対である。
理由は2つある。
個人差はあるだろうが、人が酩酊するほどの酒の量は結構だと推測できる。
度数云々もあるだろうが、それだけ店でアルコールのシャワーを浴びせようと思うと、それなりにカネがかかる。
であるならば、コスパが悪いのである。
下手したら2人で食事に出かけて、ホテルで一緒に寝るにしても20,000円近く行ってしまう可能性がある。
セックスするまでにかかるまでの費用を換算すると、風俗よりも高いパターンも往々にしてありえるのだ。
カネに厳しい貧乏人ににとって、このやり方はベターではない。
もちろん今回の件のように、世間で騒がれるほどの事件に発展するリスクも見積もるべきだろう。
となると、この崩し方は現実的ではないように思える。
恋愛工学の諸先輩方の名言の一つで、僕の好きな言葉を紹介する。
人は魅力でしか縛れない。
レジェンド恋愛工学生・ケーゴさんの言葉である。
この言葉は抽象的であり、かつ、人によって解釈の多様性を赦す素晴らしい言葉だと思う。
僕は以下のようにこの言葉を解釈する。
人を縛ることが出来るのは、社会的に見て他人から求められるような男の魅力である。
男から求められるような人物像は、カネを稼ぐことに直向きであること
加えて、どんなトラブルが合っても乗り越えられるような人物。
女から求められるような人物像は、社会的に信頼されていることはもちろん、女に困っていない男である。
人として求められるような人物像は、常にGiverであり、周りを巻き込むことが出来る男である。
つまり、自分の価値で目の前にいる女性を魅了できていないが故に、酩酊させるほど酒を飲ませなければならなかったということだ。
そもそも論だが、100足譲ってこの被害者女性がぎゃーぎゃー言っていることが嘘だったとしよう。
加害者男性が、ホントは無実である。
だとしても僕は男性に非があると思う。
理由は、こんな嘘を付くような女を抱いてしまうようなリスクを取ってしまったからだ。
僕も今まで、いろんな女の子を抱いてきたが、あえてアポを組まなかったりすることは枚挙に遑がない。
失うものがない貧乏人でも、取らなくて良いリスクは取りたくない。
少しでもヤバイと思った瞬間に損切りをする。
これは大抵心が綺麗じゃない女の子だ。
それは言葉を交わせばわかることだ。
女修行を試みようとしている男性は、損切りする勇気を持ったほうが良いだろう。
今回の事件で、ナンパ師のイメージがまた一層悪くなってしまっただろう。
ただ、男を求める女の子は絶対にいる。
社会倫理に反しない程度に、堂々とナンパするのであるば、全くひるむことはないと思う。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.