現在恋人がいない人にとっても、いま恋愛を楽しんでいる人にとっても、元恋人の影響は大きい。
どんな形であれ男側が好意を示して、体を重ねて気持ちを確かめあった関係は、お互いにとって記憶に残る出来事だ。
だからこそ、新しい恋愛の1歩を踏み出す際に後押ししてくれたり、足枷になってしまうことは無理もない。
そこで今回は、復縁について考えようと思う。
まずは言葉のお勉強。
復縁とは
離縁した後、再びよりを戻すこと。婚姻や養子などの関係を再度持つこと。
引用:実用日本語表現辞典
男女の関係が恋人であっても、夫婦であっても、体のお友達であっても、元の関係に戻れば復縁。
そもそも、別れるべき理由があって別れたのに何故寄りを戻そうとするのだろうか。
体のお友達であれば、互いの性欲を埋め合うことが目的の大多数であろうことから、違和感を感じない。
複数人のセフレと関係を持ち、出入りが激しい人の感覚はこんな感じだろう。
「今までずっとフレンチだったけど、やっぱり今日は和食がたべたい。」
だがカップルや婚姻契約を結んでいる場合、「男と女が付き合う」という普通ではないことを継続する。
その結果縁を断つという選択を下すということは、よっぽどの理由があるのだ。
少なくとも、周りからはそのように映ってしまう。
誰が何を言おうと別れる答えを出すのも、復縁を求め合うのもカップル当事者である。
では何故、彼らは復縁の感情を受け入れるのだろうか。
その答えを導くキーワードのひとつとして、相性という言葉が上げられると考える。
ひとつは性格の相性。
ただ勢いや欲望のままに、互いが体を求め合うだけの関係では、性格のマッチングは必要十分条件とは言い切れない。
しかし、男と女が付き合う上でこの性格のマッチングは必要となるはずだ。
会話や歩くテンポ。
金銭感覚やコスト意識。
話題やトピックのジャンル。
これらは個人の性格が大きく影響するが、自分の理想にまで届かなくても妥協点に及ぶヒトはそれほど多くない。
ある程度はお互いが性格や習慣を矯正して歩み寄ることができるが、新しい恋人を作ってまた0から歩み寄ることは時間もエネルギーも使う。
もうひとつは身体の相性。
こればかりは上記の性格とは異なり、歩み寄ることは困難に思える。
ダイエットして意識と体型を変えることができても、そもそも合わないものもある。
僕が女の子のおっぱいのスペックが気に入らないと思うこともあれば、彼女も僕のうまい棒に苦情を抱くこともあるのだ。
それに関しては、努力でなんとかできる領域を超えていると思う。
新しい恋人をつくって、身体の相性を確かめ合うことも時間がかかる。
女の子であれば、自分から性交渉することはほとんど無いからこそ、深刻な問題なのだろう。
よっぽど身体の相性が保証されている元恋人にラインを飛ばすほうが楽なのである。
復縁の動機がわかったからと言って、解決することではない。
復縁する方が楽なのであれば、それは自分にとって合理的な選択なのだ。
故に彼らは合理的な選択肢を選ぶ。
だがそのようにして再び結ばれた二人に限って、また決別しようとする。
なぜなのか。
であれば、気をつけることはひとつのみだろう。
現代における恋愛の楽しみ方の一つとして、付き合う前に寝るか寝ないか問題がある。
老若男女において幅広い意見・戦略が飛び交っているが、僕はよっぽどのことがない限り交際を始める前に夜を営むことを奨める。
理由は、身体の相性も正確のマッチングも簡単に変えられない問題だから。
ぶっちゃけ、恋愛工学的なアプローチの中では、食事をして、ベッドへ誘う流れが定石となっている。
そして、その関係が続いて愛が育まれる事があれば付き合うという形をとることも可能である。
何度か食事を共にし、性格の摺り合わせを行いつつ、お突き合いをして身体の相性を確かめあう。
それからでも、男女の関係を考えることは遅くないだろう。
転勤や転職、ご両親の不幸など避けられない別れが時にはあるだろう。
それでも僕は、前向きに付き合っているのであれば簡単に諦めないでほしいと思う。
ただご飯を食べてセックスするような関係とは、全く違う世界が見えてくる。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.