童貞。
言い換えると、女と性行為を行ったことがない人である。
本来沸々と湧き出ているはずの性欲に、正しく従えない人たち。
アダルトビデオがいつでもどこからでもアクセスできるこのご時世。
ピュア童貞の占める割合は日本人滅亡を匂わせる数字を醸している。
純粋にセックスをしたことのない男性は20代の4割を占めるという。
プログラマ界隈を見渡すと、特にその気持ち悪い童貞臭が漂っていることは言うまでもない。
なぜ、そんな事になっているのか。その問いについて僕なりに考えてきた。
真面目系クズの定義を確認する。
真面目系クズとは
一見すると真面目なのに実は中身がクズな人のこと。
自ら主体的にがんばったり努力することはないが、先生や親の言うことをきくので周りからの評判は良い。
反抗しないのは楽な方へと流されれいるだけで、ルールを外れる勇気もない。
周りに迷惑をかけないように真面目に生きてきたが、積極的に努力することは無い。
最初の印象はよく、周囲から期待されるが、だんだんボロが出て人が離れていく。
ひとことで言うと「エヴァのシンジの悪いところだけ集めた感じ」のクズ。
規律を守る、法令遵守の精神を正しく受け継ぐ人
という印象がある。プログラマもそのような人が多い。
何故か。
プログラマとは、エラーや障害を正攻法で乗り越える人が少なくない職種だ。
決まった枠組みの中で解決策を探し、仕事を進めていく。
ルールを守ることはビジネス的には減点はないし、むしろその方が信頼を生む。
だが、対女性の場ではお話にならない。
なぜならば、童貞を卒業するためにはルールを破ることが求められるためだ。
童貞を卒業した人ならわかると思うが、女には本音と建前がある。
サウザー先生の仰る言葉をお借りすると、雌豚さんと建前さんである。
詳しくは、サウザー先生が提唱した論文を参照してほしい。
要は、口ではセックスしたいとは絶対に言わないけど、実はまんざらじゃない乙女心の存在を知ることから始まる。
その暗黙の了解を汲み取り、男らしいパワープレイでセックスに持っていく気概が童貞卒業には必ず求められる。
これは、決まりを守り続けることが正義だと信じている人には難しいことなのだ。
建前ではセックスしたくないと、見かけ上定義しているルールをぶち破ることで、初めて童貞の壁を乗り越えることができる。
僕は、かなり童貞を拗らせていたタイプの恋愛プレーヤーであった。
具体的には、社会人1年目にしてようやく童貞を卒業することができたのである。
それまでは、童貞の価値が高いと思い込んでいたのである。
お恥ずかし話ではありますが、同じ床で女性が寝ていても、手を出さなかったタイプの男でありました。
しかし、藤沢数希所長が考案した恋愛工学の門戸を叩いてから童貞の価値について考え直した。
疑問が生まれてから、一旦自分で童貞に価値があるのか自身で証明したいと思った。
クラナンや街コン、ストリートナンパを継続することでセックスにありつくことができた。
セックスした結果、童貞の価値はどうだったか。
結論としては、童貞は負債だった。
女は余裕を持っている男が好きだし、その男に抱かれる事実は女性にとってとても価値があるのだ。
童貞をもったいない精神で持っていても価値はない。
むしろ自由恋愛市場においては、女性と定期的にパンパンセックスしているほうが、価値があるのだと身体を張って初めて知った。
かくいう僕も然り、世の中の男性然り。
あのロバート・デ・ニーロも然り、皆生まれたときは童貞であった。
童貞が一線を乗り越えるために必要なハードルというのは、顔がイケメンであるとか女性を魅了する肉体とかそんなものではない。
女の建前を押し倒せる男気だけである。
その男気に雌豚さんは惚れて、僕たち男は女性にセックスをさせて頂けるのだ。
そこに、貧乏人だろうが金持ちだろうがステータスや肩書は関係ない。
男気だけで戦えるゲームなのであれば、プログラマにとっても十分勝機はある。
だからこそ、Geekな世界と女の世界を知った僕は、プログラマに届けたいと考える。
本気で変な女にナメられてほしくないと思ったし、1人でも多くの女を幸せにできるような男になってほしいと心から思う。
童貞卒業は、間違いなく人生の登竜門である。
全ては、そこから始まる。