人それぞれ、筋トレのモチベーションが違う。ナメられないようにするため、かっこよさを追求するため。ボディビルの大会で結果を残すため。まあ、色々ありますな。
僕は完全に女にモテる為に、筋トレをしているし、継続している。異論はないし、それが僕のモチベーションの8割だ。
残りの2割は育成ゲーム感覚で、自分の肉体の成長を見守ることが楽しい。
今回は女を抱く上での男のカラダ作りについて語っていく。
まずは、この問いについて考えていきたい。
この問いは僕が言うことではなく、常に自問自答して欲しい。本当にその身体で女を抱けるのかどうかということだ。女の最大の武器、セックスを前にしてだらしない肉体で出迎えていいのかどうかってことですな。
そんなの関係ねぇって片付けることは簡単だ。女と寝るために、必ずしも鍛えられた肉体が必要なわけではない。でも実際のところ、セックスの選択権を持つ女の意見はどうだろうか。
朝、目が覚めて腕枕されてて、ふっくら厚い胸筋がある男が隣で寝てたらどうかというお話。
僕は女に対して、必ずこの質問をする。その9割弱の子は先の話で想像した男に好感度を抱く。これはひとつの真理である。
さて、その需要を満たすために今すぐできることは何だろうか。ジムに行くなり、家でトレーニングするなり、自分なりに体と向き合うことですな。
ジムに行ったはいいが、初心者のフェーズは少ないウェイトの数字に対して情けなさなどを感じる人は少なくない。まあ、至極当たり前だ。5キロマラソンを走り切れないスプリンターに42.195キロを踏破できる可能性は全く感じないことと同じだ。
そんな僕も初めは、ベンチプレスが20キロ上げることが精一杯だった。そりゃそうだ、始めたばかりだからだ。
正直、めちゃくちゃ惨めだった。ツイッターやブログの情報には
ベンチプレスがコスパええで
って書いてあるからやってみたものの、ベンチプレスが配置されているフリーウェイトエリアには胸に小包みが入っているようなキン肉マンしかいない。対して自分は、ヒョロガリである。
だからこそ、1日1.25gでもいいからウェイトを上げよう。ゴリマッチョではなく細マッチョを目指していても、少しずつウェイトを上げよう。大丈夫。そんな簡単にゴリマッチョにはなれるわけない。
なぜ小さな挑戦をすることに価値を見出すのか。それは、自分の限界を超えていく経験をするためだ。これはちっぽけなチャレンジである。小さな成功体験を積むことで、そのうちベンチプレス60キロくらい挙げられるようになる。
42.195キロを踏破するマラソン選手も、生まれつき想像を絶する長距離を走れたわけではない。少しづつ、日進月歩のペースで自分の限界の距離を伸ばしていった結果、気付いたときには42.195キロをこなせるように成長するのだ。
もちろん、僕たちは生身の生きている身体を有する人間だ。体調や筋肥大の調子によっては小さなチャレンジが上手くいかないことがある。だからこそ、やりがいがある。うまくいかないことがあるからこそ、成功体験の効用が高い。
筋トレを続けている人や、ナンパ経験をしたことのある人には共感を得られると思う。自分の欲しいものほど、簡単には手に入れられない。
今まで何もトレーニングをしていなかった人が、いきなりエロい肉体を手に入れられることはない。地道にコツコツ1kgのウェイトを挙げられる人だけが、60キロのバーベルを持ち上げることができる。
また、ナンパをしたことがない人が、今宵、絶世の美女と艶やかな夜を過ごせる訳がないのだ。散々女に罵倒され、ゴミ扱いされて、それでもナンパを続けている人にだけ、セックスの参道が開かれるのだ。
女に声掛けをして逆ギレされたり、投資をして負けるようなビジネスの世界とは違い、筋トレにリスクはない。
やればやるだけパンプアップするし、筋トレをしたからと言ってあなたの人生が悪い方向に進むことは絶対にない。
であるならば、ひとりでも多くの女を幸せにするために筋トレをしたほしいと心から思う。
男だって思うはずだ。自分の時間を削って扱いた肉体に、吸い寄せられる女の絵がとても心地良いことを。それを心の何処かで望んでいることを。
実際のところ、軽やかに胸に抱き寄せてみればわかるが、「痛いよ〜」とか言って、満面の笑みだったりするのだ。女が口で言ってることと思ってることは、必ずしも同じとは限らないってことですな。