表題の通り、患者ネタである。
先日、ジムでのトレーニング中にぎっくり腰を患った。
ぎっくり腰になった。きっかけはどうであれ、本当に一人でなにもできなかった。呼吸することしか出来ない。自分の無力さに跪くと同時に、人は人と助け合って生きているんだなという事実を感じた。皆さん、下半身トレーニングには気をつけて。 pic.twitter.com/NJztbHo1NC
— レダ (@rarx2580) October 25, 2018
結局、救急車に乗って病院に搬送される。
ぎっくり腰と聞いて、痛みに関してはしんどいだろうが、そこまでひどいものだとは思わなかった。
だからこそ、僕はとてつもないショックを受けた。
自分で自分の体を思うように動かすことが出来ない。
ぎっくり腰になって救急搬送された一部始終を語る。
事の始まり
事は、トレーニングジムで起きた。
きっかけは、デッドリフトである。
僕は当時、バーベルスクワットの後にデッドリフトという種目を行っていた。
その2種目は下半身改造のために最近始めたトレーニングだ。
腰への負担が著しく、怪我を起こしやすい種目と言われていたため、以前トレーナーにみっちりフォームを教えて貰った。
だからこそ、怪我などしないと思っていた。
バーベルのウェイトも、たった30kgである。
ベンチプレスやチェストプレスと比較すると鼻くそみたいな重さだからこそ、ちょっとナメていたのかもしれない。
30キロでのデッドリフトを終え、バーベルを定位置に戻した。そのとき。
「ポキッ★」
関節を鳴らすときのように、心地よくも確実に地獄が始まる音が鳴った。
トレーナーに施してもらった応急処置
言葉通り、僕は腰が抜けて床になだれ込んだ。
上半身をどれだけ使っても、土踏まずを大地に根差して立つことが出来ない。
止むを得ず僕はトレーナーを呼んだ。
トレーナーからは以下の応急処置を受けた。
楽な体勢への移行
身体を横たわるように体勢を変えて、膝を曲げる。
実際にやってみて、確かに痛みがない。
膝を曲げることで、腰への負担を少なくすることが目的だそうだ。
アイシング
彼らは患部へと変貌した腰を冷やしてくれた。
ぎっくり腰とは腰の捻挫だそうで、痛みがひどいときは特に冷やすことが大切だという。
中高生時代に、普段全然運動しないのにもかかわらずスポーツテストでイキってしまう男子。居ると思う。
そして、案の定筋肉が吊ったり肉離れに涙を流す。
その際に、アイシングをして幹部を冷やすと思うが、要はそのとおりである。
ぎっくり腰は、腰の捻挫であるからまずは腫れを引かせることが先決だそうだ。
30分くらいの間、アイシングを行って頂いた。
今一度、起立に挑む。
横になった状態から、背筋を垂直に持っていこうとするのだが、痛みが邪魔をする。
結局僕は、救急車で運ばれることになった。
病院に行くまで
救急隊員達によって救急車に搬送されるわけだが、垂直に立つことができない僕は担架に乗った。
救急車に乗り込んだ後すぐに、どのような状況でぎっくり腰になったのかを質問された。
- 住所・氏名・年齢・家族の所在
- 同居人や友人が近くにいるかどうか
- 事故発生時の時間と状況
等々である。
その後に、問診票を書くように命じられた。
記載内容は、口述で反騰した内容である。
そして、近くの整形外科から片っ端から電話をしていただき、空いているところに搬送される手筈を伺った。
ところが、1件目の病院は救急搬送が3件もあり1時間待ちであるとのこと。
いくら順番待ちとはいえ、1時間待ちは全然救急感がない。
結局、2件目に空いていた病院に搬送された。
まとめると、今回の救急隊員のお仕事は以下である。
- 患者を救急車に搬送
- 容態と事故状況などの情報の聞き込み
- 搬送先の手配
ぎっくり腰になって初めて気づいたこと
僕は高校を卒業してからずっと、ひとり暮らしをしている。
洗濯から掃除、料理などの家事は全部自分でやらないといけない。
病気になったときももちろん自力で治すしかない。
若いからかもしれないが、今までそれで生きてこれた。
自分一人でできないことはないと思っていた。
でも、ぎっくり腰だけはそうはいかなかった。
実は病院からの帰路。スポーツジムのお頭に送って頂いた。本当のところ、マジで有難かった。時間も夜遅いし、鎮痛剤を打ったとはいえ、歩いて帰るのは不安であった。
だからこそ、お礼を渡したいと心から思った。小堤がたったのウン千円。人の善意をタダで買い上げるようなことはしたくない。— レダ (@rarx2580) October 27, 2018
立つことができなかった時、当たり前の事が当たり前にできない自分を責めた。
人様のお手を借りている自分にも腹がたった。
でも、自分ひとりじゃどうしようもないことが目の前の現実である。
悔しかった反面、人の優しさに触れた。
応急処置をして、救急車まで運ぶ手筈をとって頂いたジムの方々。
65キロの巨体を救急車まで運び、病院まで搬送して頂いた救急隊の皆様。
そして、家まで送って頂いたジムの大ボス様。
人は助け合って生きているのだと改めて実感した。
この気持を忘れずに、困っている人が居たら手を差し伸べるような人間になりたいと心に誓った。
明日も更新するから、待っててちょ。
Adios.